出資金を払い込む
各出資者が各自の出資金を払い込みます。
この時点では、まだ会社名義の口座は作れません。社員(社員が複数の場合は社員の代表)の口座に振り込みます。振込にする理由は、誰がいくら振り込んだかを明らかにするためです。
口座の名義人本人も同じ口座に自分の出資額を払い込みます。払い込んだという事実が必要です。自分の口座といえども、口座に残高があるだけでは、出資金とは認めてもらえません。いったん出資額分を引き出して、改めて払い込む必要があります。
社員がひとりなら、振込ではなく預入で構いません。
払込証明書を作るため通帳をコピーする
出資金を払い込んだら、資本金を払い込んだ口座の通帳をコピーします。
資本金の証明となる払い込み証明書を作るためです。
コピーするのは、以下の3カ所です。
- 通帳の表紙
- 通帳の表紙の裏
(銀行名、口座番号、名義人が記載されているページ) - 払い込んだ明細(誰がいくら払い込んだか)が分かるページ
通帳がないネットバンク等の口座の場合は、これらの情報が分かるページを印刷します。
明細を分かりやすくするため、明細行にラインマーカーで印をつけます。
払込証明書を作成する
通帳をコピーしたら、「払込みがあったことを証する書面(払込証明書)」を作成します。
払込証明書には、以下の事項を記載します。
- 「当会社の資本金については以下のとおり、全額の払込があったことを証明します。」という文言
- 払込を受けた金額
- 払込を確認した日付
- 商号
- 会社の代表者の記名・押印(会社代表者印で押印します)
払込証明書と通帳のコピーを綴じ合わせる
払込証明書と通帳のコピーをホッチキスで綴じ合わせます。
この際、払込証明書を一番上にします。そして、すべてのページの継ぎ目に会社代表者印で契印します。